2014年1月9日木曜日

明けましておめでとうございます。


一週間 お正月休みをいただきフル充電の旅に。

充電先に選んだのは ヴェネチア。

150をこえる運河が177の島々に分けて

道路といえば 迷路のように曲がりくねった路地ばかりで

もちろん自動車は入れず 自転車さえ禁止である。


ここでの足は船。

水上バス 水上タクシー ゴンドラ。


陸地は自分の足で歩くしかない。

路地で迷っても自力で乗り切る

方向音痴の人は 高確立でホテルに帰れなくなる。


そんな不便さがまたここの魅力なのだ。
























今回 ヴェネチアを選んだ理由のひとつとして

安藤忠雄さんがリノベーションした

プンタ・デラ・ドガーナ (現代アート美術館)見学。


15世紀 税関として作られた建物を外装は

修復のみで重厚な面持ちのまま 内装をデザイン。


安藤忠雄のミニマルなコンクリートと

仕切り壁をはがしたレンガ 天井には木製の梁。

もちろん修復しているが イタリアには古材バンクというのが

あり 風合いをそこなわず直すことができるらしい。

古い素材と新しい素材と回りの運河との調和。


イタリアの法律で外観をさわれず 一から設計できない

もどかしさを感じないのか? の問いに


「建物の周囲にたくさんの木があればそれを大切にするのと

同じこと。15世紀の建築という森の中に 新たな建築を作ったんです」


デザインの発想 建築家の誇り そんな仕事が出来るようになりたい。

安藤忠雄すばらしい。

そんな感じ・・・・。