2018年9月12日水曜日

太郎の意味

あれは「進歩と調和」ではなく「縄文の怪物」


1970年 大阪万博のシンボル「太陽の塔」

以来 内部公開はしていなかったが48年ぶりに

耐震 再生を経て 内部一般公開っとのことで行って見た。










高さ70mの大迫力 「黄金の顔」「太陽の顔」「黒い太陽の顔」

そして中にある「地底の太陽」という第四の顔がある。




そして中のメインオブジェが「生命の木」


下からアメーバーや原生生物 爬虫類 恐竜 人類と

生命の進歩をらせん状の階段で見て回る。




今回 太陽の塔をみるに当たって調べて見たら

興味深い岡本太郎記念館館長の記事が。


万博のテーマである「進歩と調和」が太陽の塔のシンボル

とオフィシャルサイトにもあり自分もそう思っていたが



「太陽の塔」が大阪万博の真ん中に立っている意味を知っているだろうか?

多くの人は誤解している。万博は科学技術と資本主義の祭典。


科学技術と資本主義一辺倒で豊かさを追い求めてなんとかなる時代は、そのうち行き詰まるぞ、進歩と調和などといっていて未来が拓ける時代は早晩終わりを告げ、本当に人間が生き生きと輝くにはどうすればいいか、根本から見直さなくてはならない時がくる。そのとき何を信じるか。それは「縄文」だ、今こそ縄文を取り戻すべきなのだ。そのような意味を込めて、岡本太郎は万博の真ん中に、この「縄文の怪物」を突き刺した。

「今こそあいつに働いてもらわなければ」

そしてその怪物が、太郎が太陽の塔を突き刺した1970年よりずっと行き詰まった今の時代に、科学技術や資本主義の伸び代がなくなり、いいようのない閉塞感が満ちる現代日本に蘇(よみがえ)る。蘇るべくして蘇る。平野さんは、「今こそあいつに働いてもらわなければ、日本人よ目を覚ませ、縄文を取り戻せと叫んでもらわなければ」と語る。太陽の塔の中の「生命の樹」は「怪物の内臓」にあたり、その再生はまさに縄文の怪物を「生き返らせる」ことだという。

と 深い意味が込められているらしい。

やっぱり実際に自分の目で見るのに足を使うのは大事だなぁ。

本質にたどり着く。


行ってなかったら知らなかっただろうな~。


目と足を使って・・・。


そんな感じ・・・・。