2015年11月27日金曜日

世界の !

この前の休日 村上隆の五百羅漢図展に。







見所は 200人を超えるスタッフで一気に完成させた

全長100メートルに及ぶ五百羅漢図。

中国の東西南北を司る 青龍、白虎、朱雀、玄武の4面の超大作。







カメラのフレームに収まりきらないが

宗教と芸術 人間の死や限界をテーマにしているらしい。

この作品は製作直後に海外での展示だったので

日本への里帰りと一部未完成の部分も加筆されて

世界初の五百羅漢図 完全版になっているので

かなりのスケール。

あと おもしろかったのが作品の指示書などのメモ。





「赤丸の部分やり直し!」

「指示どうりにヤレ ボケ!」や

かなり細かい配色の指示などなど生の声が・・・。


村上隆? っという人もいてると思うが

国際的に最も高い評価を得ている現在美術家のひとりで

この絵や ヴィトンとのコラボは知ってるはず。








五百羅漢いがいにもかなりのボリュームの作品が。


そんな鬼才の大作の最後を飾る作品がこれっ。





よく見ると大きく "馬鹿" の字と作者の「トホホッ」顔

その下に細かい字で文章が書かれている。


自分は48歳になりました。から始まりアニメーター漫画家に

なれなかったことで芸術の世界に入ったことや

芸術とは何か?と学生時代自問自答したさいに

「自力で整理しきれない美術」と思い現在美術を目指した過去や

今の現在美術は当時と比べると華々しく素敵でたくさんのプレイヤー

がいるわりに 今の日本の現在美術がキライだとか

日本の現在美術教育のありかたや美術大学に対しての批判。

でも最後に日本美術大学+現在美術業界をケイハツして一人でも

良質なアーチストを世界に出したいと思うと締めくくっている。


もしかしたら今の美容業界における ヘアデザイナーという

スタンスのありかたにも共通してとれるのかも。


うんっ 頑張らないと。

世界に・・・。


そんな感じ・・・・。