昨日の休日 久しぶりの輪行。
輪行とは電車をからめた 自転車の旅。
目的地は1度行ってみたかった 串本大島の伊勢海老丼。
10月からの伊勢海老漁の時期だけの期間限定で人気のお店。
田辺からは片道80kmの距離にあり
頑張ればなんとか往復も可能な距離だが
この日はグルメ目的ということもあり 帰りは電車の輪行を選択。
海岸線のアップダウンコースを南に80km 串本大島大橋に到着。
部員の小薮は以前 車で伊勢海老丼を食べに行ったことがあるらしく
「島に着いたら お店の場所わかる?」
小薮 : 「ハイ 島の坂を登りきったT字路を右です。たぶん・・・」
・・・・う~ん まあそれではいざ大島へ
島の坂道を登り いざT字路に差し掛かった。
「いや ちょっとまてよ。」
小薮は超がつくほどの方向音痴。
今までの人生経験上 この二択の場合ことごとく外されている。
大げさでなく本当の話 8割ハズレだ。
「ちょっと携帯で調べてみる」
携帯を取り出し なにげに前を見ると左に伊勢海老の看板が
「伊勢海老 左になってるやん! ここ下るで。」
あぶない あぶないと思ったが 結果からいうとラッキーだったのだが
この看板は伊勢海老丼の看板でなく 全然ちがう伊勢海老の看板。
よく見ると びっくり伊勢海老って書いてある。
小薮: 得意げに 「ここ僕が来た店と違います。
もっと定食屋みたいな作りでした。」
って分かってるよ 看板の絵が伊勢海老丼っぽいけど
「ここはびっくり伊勢海老」って書いてるし。
なんか普通に漁村にある家みたいで
祝日やのにお客さんの気配も皆無やし。
「これはかなりあやしいな」
でも 生きていると究極の選択 & 野生の感を駆使することがあると思う。
1. 小薮を信用せず 自分のミスで来てしまった客の気配が
ない店を選ぶべきか
2. 小薮にあやまって 元々の予定の人気店に行くべきか
ここでたよりになるのは人生経験。
う~んこのパターンは・・・
まよわず前者を選び 中に案内された。
「まず 伊勢海老見てみるかい」
こういう大きな水槽が三つ。 |
このカゴは今日とれた分らしい |
どうやら 地元の漁師さんが実家で経営してるらしく
新鮮な伊勢海老が水槽にビッシリ。
気になるお値段は3000円 ~ 最高が15000円まで。
「おじさん ちなみにコレでいくらぐらい?」
結構大きいかなって思うサイズを聞いてみたら
おじさん : 「それで3000円ぐらいとちがうか」
え~~これで3000円。
どれっ とおじさんが秤ではかってみると まさかの7000円サイズ。
小薮 : すかさず「これ 3000円にしてくれるんですか?」
おじさん : 「にーちゃんたち若いから 3000円でいいわ
その代わり宣伝しておいてよ」
小薮 : 「もちろん宣伝しておきます。ちなみにとなりの靴海老は?」
おじさん : 「それもオマケで味噌汁にしてあげる」
なんという太っ腹 さすが漁師さん。
この土鍋に生きたまま伊勢海老を入れ酒蒸しにしていく。
「これって伊勢海老飛び出さない?」
おじさん : 「うん 飛び出すよ。にーちゃん達若いからびっくりさせたるわ」
案の定 熱が入ると伊勢海老が飛び出した。
一匹はそのまま床にダイブ |
おじさん : 「びっくりしたやろ~っ だからびっくり伊勢海老って名前やねん」
う~~んって わかりきった結果やけど 伊勢海老そのまま床にダイブしたで。
まあまあ そのくだりはどうなんかは別にして
(実際 次に来たお客さんのはすぐフタしてたし)
ボリューム満点 味は最高 漁師さんの男の手料理って感じ
で シンプルに伊勢海老の味を楽しめた。
このボリューム! |
海老の足はヒゲで押し出すらしい。 |
この後 殻を昆布だしで煮て おうどんまで付いて3000円。
流行りでいうところの 最高のコストパフォーマンス。
なんとオマケの靴海老の味噌汁 |
自転車に乗ってると気づく ステキな場所がたくさんあります。
皆さんもぜひ 串本大島「びっくり伊勢海老」行ってみて。
満足すること間違い無し。
帰りはまったり 海を眺めながら・・・。
今日も1日充実でした。
そんな感じ・・・・。